SLOWNINのブログ

57歳でマインドチェンジ!サウナからの健康志向へ実践中

57歳マインドチェンジ ぜんぶ、すてれば

ぜんぶ、すてれば 著者:中野善壽氏

数か月前、いつものように本屋に行った時にタイトルを見て何気に買ってしまった本です。

 

読んでみると、私の仕事、業界の大先輩でした。おこがましいながら…

私は36年間アパレルメーカーの業界で働いてきましたが、中野氏は同じ業界の小売業の出身だという事で親しみを込めて読み進めました。

1944年生まれの中野氏は現在76歳(著書発売の頃は75歳)という高齢に有りながら現役の著名な経済人です。

伊勢丹に就職後子会社のマミーナという婦人服の専門店にて社会人のスタートを切ります。その後鈴屋に転職して長らく勤め上げた後に台湾に渡り百貨店の代表に、そしてCOOまでになる。その後寺田倉庫に入社後、社長、CEOの歴任して天王洲アイルエリアをアートの街に変身させた。現在は東方文化支援財団を設立し代表理事として現在に至る。

 

今日の自分を妨げるものは全部捨てて、颯爽と軽やかに、歩いて行こうじゃありませんか。

 

今日を生きる

今に集中する過去にとらわれず今この瞬間の自分を見つめなおす。

明日地球が滅びるかも知れないし誰かをあてにしてもしょうがない。

今日できることは今日のうちにやる。思いついた順に何でもすぐやれば後悔はない。

出来る事は精一杯やってきたよな?と自分に問いかけて、嘘が無ければ思い切ればよい。大丈夫また打席はやってくる。

人が中心で会社が道具。この関係性を間違えないようにしたいですね。

頑張りすぎていると気づいたときが、始める時と同じくらい大事なことはやめる勇気。

人生は取るに足らない宇宙の一瞬のまばたき。仕事で失敗したって、明日死ぬわけじゃない。

ぜんぶ、捨てる。

好き嫌いのをはっきりさせて嫌いなものは捨てればいい。

捨てる以前に、持たなくて良い。家も車も時計さえも。何より身軽な生き方が好きなのです。家など持たない方が台風や水害におびえることもなくなる。思い出さえも捨てる。いつまでも新しいアイディアをひねり出せる人間でいたいから僕は思い出も捨てる。

ひらめきの為に予定も捨てる。何もしない時間を作ってぼんやりお茶でも飲む習慣を持っていればアイディアのひらめきが訪れる。

人付き合いを捨てる。付き合いは長いほどよいというものではなく、会ったばかりの相手から新鮮な学びを得ることもしばしば。

いつ捨てたっていい服を着てればいつでも思いきれる。オシャレは組み合わせの妙だと常々思っています。

捨てる贅沢こそがこれからの新しい価値になるはずです。

 

あるがまま、働く

状況が変われば、行動も変えなければいけない。これが正しいという絶対はどこにもない、自分の判断さえ決めた瞬間から疑っています。

諦めも必要。自分の向き不向きをよく観察してできないものはできないと諦める力。

前例がないということはなんでもありということ。未経験は強みである。

やりたい仕事ができないなら、そこにいる意味はないと常々思っていました。

もしかしたら、うまく一緒にやれるかも…そのくらいの感覚があれば十分にタッグが組める。

人は会ってみないと、わからない。身軽な自分をキープすれば、余白が生まれて、常に新しいものが入ってくる。

 

なりゆき、で営む

仕事を一人でたくさん抱えて、本当にやるべきことができなくなる。ちゃんと成果を出したいのなら、任せ上手ならないといけません。

ホウレンソウも企画書も要らない求めるのは結果のみ。

部下を持ったという自覚があまりなくて、上下なく同僚がたくさんいる様な感覚。

たまたまトランジットで寄った台湾でアポなしでかけつけたら、企業オーナーたちの研修期間で教授と呼ばれ講義を任される。なりゆきの瞬間。

えっ中野さんは今専務だっけ?常務だっけ?なんて気を遣わせるのも悪いでしょう。シンプルに中野さんで呼んでね。

水が高いところから低いところへ流れる様に、どんな形でも変われるしなやかさを持つことが秘訣なんじゃないかと思います。

 

今を、楽しむ

単純なものですが、自分に祈る、自分に誓うってのはいいなという実感がある。

今日一日に集中して人生を楽しむ。人が出来ることは、これに尽きると思います。

死ぬ十秒前に僕の人生、どのレースも楽しかったなと思えたら幸せですね。

野菜も米も魚も肉も、自分が住んでるところの4キロメートル圏内で育ったものだけで完結するのが自然じゃないのかな。

会社の枠を飛び越えて、いろんな業界の元気な同世代と交流したのは良かった。のちに寺田倉庫の社長にと、理解してくれた彼との出会いも、この繋がりでした。ふらりと立ち寄った先に人生を変える出会いあり。

形ないものをどれだけ残せるか。それがきっと、人としての力量というものです。

このへんで一番おすすめのホテルをおしえて。行き当たりばったりのの旅が面白いんです。

僕は仕事人間のつもりはないけれど、毎日を楽しむために仕事は死ぬまで続けたいものです。

 

結びに

全てに感謝し、これからも人生を楽しみ、一瞬一瞬に夢中になりながら過ごしてまいります。このような私を今後ともよろしくお願いいたします。

 

私見

私からすればかなりの先輩にあたる中野氏ですが、著書を読むにあたり現在の世界のトップリーダーたちと同じような感覚を覚えました。ペゾスの様な、ラリーペイジの様な。ジョブスの様な、はたまたレノンの様な、ガンディーの様な。

シンプルで行動的、自由な発想、そしてミニマリズム

食事のお話でもシンプルな食事術を実践されているのも、自ら自然に。悠々としてセンシブル。こんな先輩や上司と仕事を出来たら面白く仕事ができたろうにと思ってしまうくらい魅力的な中野さん。

今も衰えぬ仕事への意欲は頭が下がる程です。読んでみて自分のマインドチェンジに非常に参考になったし、元気を頂きこれからの人生に役立てられたらと思い、何気に買って良かった。この本に出合えて。

最近、本屋でも再度おすすめ棚に並んでおりましたので、今回紹介させていただきました。

 

 

ぜんぶ、すてれば

ぜんぶ、すてれば

 

 

 

 

57歳マインドチェンジ 寝入りが9割

「寝入りが9割」の睡眠技術

自律神経の名医が実践

57歳マインドチェンジによる健康志向は食事、運動、そして睡眠の3つが超重要基本事項です。今回は睡眠を取りあげてみる事にしました。

 

①「眠れない」ことを怖がらなくていい

②睡眠の常識・非常識 眠れなくなるNG習慣とは

③睡眠の質と仕事の成果を握る「腸内環境」

④寝入りの90分を深く眠る為のフィジカル技術

 

 

①「眠れない」ことを怖がらなくていい

眠れない事が有ります。そうです誰にもです。なんで眠れないのでしょう?

それは自律神経が乱れている事により、眠れないのです。

自律神経は交感神経と副交感神経との両立で整っております。交感神経優位の時はやる気が上がっていたり、ストレスを感じている時に優位になります。その逆の副交感神経は穏やかな時間や休憩時に優位になります。ですので寝る前に副交感神経が優位になっていないと寝つきが悪くなるという事です。

また、睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠が交互にサイクルしており、寝入りの90分に訪れるのがノンレム睡眠です。寝入りの90分のノンレム睡眠が非常に大切であり、良い睡眠のすべてはここで決まるとも言えます。

では寝入りの90分のノンレム睡眠はどうしたら訪れるでしょう?

1)出来るだけ飲食は眠る3時間前までに済ます。

 睡眠状態で消化器官を働かせないようにして、寝入りのノンレム睡眠時の90分で成長ホルモンを分泌させて骨や筋肉の成長促進し、内臓の代謝を促進する。

2)39度から40度程度のぬるめのお湯で半身浴。眠る1時間前まで入浴を済ませる。

 交感神経から副交感神経に移行させる為に入浴が最適なのです。ぬるめのお湯での半身浴で体温の上昇を穏やかに抑えて、副交感神経にいざないます。その後少しずつ体温が戻り副交感神経を維持して寝入りに着けます。

3)短い日記をつけて、ストレスになっていることを書き出す。

 日々のストレスは誰にも起こる事ですが、眠る時に引きずっていては寝つきは悪くなります。明日やらなくてはいけない事、今日の嫌なことなどをノートに書きだしておけば、ストレスが軽減されて、副交感神経優位になります。

3)明日の洋服を準備する。

 明日起きて何着ようかなどと考えると寝つきが悪くなります。起きてから考えなければならない事を眠る前にやっておくことで、ストレスなく起きられるので寝入りの時にあれこれ考えなくと良くなります。服だけではなく、朝食の準備などもある程度こなしておけば朝のルーティーンが楽になるので、明日の事はあらかじめ寝る前に済ませておく。

 

②睡眠の常識・非常識 眠れなくなるNG習慣とは

あまり眠れなかった平日だったので、休みの日に寝だめするはNGです。出来るだけ休日も同じ時間に起きて睡眠のリズムを壊さないことが大切です。また休日に何もせずだらだらと過ごす事も睡眠リズムを崩して眠れなくなるので、休日は軽い運動を取り入れたり楽しみな予定を組んで行動的に過ごす事で睡眠リズムが崩れなくなります。

またアメリカなどの研究では20分程度の昼寝が良いと推奨していますが、日本の社会では昼寝する習慣が少なく現実的に難しいでしょう。1週間の真ん中位に今日はしっかり寝る日を作る。スケジュールを見直して何曜日は予定もなく残業もしなくて良さそうな日を見つけて、その日はしっかりと寝る日として、①の熟睡ルーティーンをやってみる。そうする事により休日の寝だめや、平日の昼寝も必要としなくなり睡眠ルーティーンが壊れないようにする。

 

③睡眠の質と仕事の成果を握る「腸内環境」

結局これです。腸内環境を整えるは睡眠だけではなく脳内ホルモンにも影響するので非常に重要です。睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは95%が腸内で作られると言われています。メラトニンは腸内物質のセロトニンから作られるのでセロトニンの分泌が必要になります。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれる脳内ホルモンですがそのほとんどが腸内で作られます。

またセロトニンの分泌は、リズミカルな軽い運動、日に当たる、咀嚼する、必須アミノ酸を摂取する。など食事に非常に関与しているので、腸に良い食事を心がけることにより腸内環境が整えられ、セロトニンの分泌がを促して、メラトニンを分泌させて副交感神経にいざない寝入りを良くして、睡眠の質を上げる。

 

④寝入りの90分を深く眠る為のフィジカル技術

眠る前に軽く体を動かしたり、オキシトシン(幸せホルモンの1種)を分泌させて、副交感神経夕ににいざなう。

1)顔をタッピングする。

 3本の指で顔全体を軽くたたいて緊張を緩和して血流を促真しメンタルをアップさせる。

2)眠る5分前に軽いストレッチ

 常にゆっくりとした呼吸を意識して、血流が流れるイメージを持つ、

寝ながら膝を倒したり、骨盤を意識して左右に揺らしたり、背骨や肩甲骨を意識して伸ばしたり、大きく息を吸ってゆっくり吐いて脱力するなどを行い、血行を良くして副交感神経の働きをアップさせることにより、熟睡スイッチをONにする。

 

 

食事と運動と共に大事な睡眠ですが、結句つながっていることに気づきます。腸内環境を改善する食事、毎日のリズミカルな運動(散歩など)週末のジム通いが睡眠の質を上げて翌日の生産性をアップさせる。そしてストレスを軽減してよい一日を過ごす事により、また良い睡眠が訪れる。日々の生活にはそんな循環が重要で大切なもの。セロトニンメラトニンの関係の様に、どれが欠けても循環しなくなり、ストレスが増えて、体の不調が多くなり病気になる悪循環にならぬよう、食事、運動、ストレス軽減、良い人間関係に留意してぐっすり寝る。これこそが心も体も健康の循環と呼べる状態なのでしょう。

 

最近使用しているスマートウォッチで睡眠の内容が測れますので、毎日の睡眠時間、ノンレム、レム睡眠を記録しております。なかなか毎日理想の睡眠は出来ませんが、ノンレム睡眠時間が長い時は。やっぱりよく寝ているようで起きた時にすっきりしています。

寝入りの90分をおろそかにせず、ルーティーンに基づいてしっかり寝ましょう!

 

自律神経の名医 小林弘幸氏の著書は、沢山ありどれも非常に面白い本です。

特に「寝むれなくなるほど面白い自律神経の話」はベストセラーになっておりお勧めです。

 

 

 

 

眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話
 

 

 

 

 

 

 

 

黒板五郎が亡くなった

北の国から 黒板五郎

まるで親戚のおじさんがが亡くなったの様な気持ち

 

私が18歳の頃の1981年にドラマ北の国からは始まった。

時は高度成長期からバブルに移り始める日本、私の家も毎日非常に忙しかったその頃、そんな時代とは真逆な内容でこのドラマは始まりました。

 

黒板五郎は若き日に東京で働いていて、東京で結婚し純と蛍が生まれるのだが、ある出来事により離婚をすることとなり、故郷の北海道富良野麓郷に子供二人を連れて、電機もない水道もない小屋で暮らすことに。

それがこのドラマの始まりだった。

夏の北海道で二人の子供は東京から電気もない、水道もない小屋で暮らすことになるが、若き日の黒板五郎は非常にアクティブで山からの湧水を小屋にまで引き水道を作ったり、水力発電で電気を通したりしながら暮らし、いろんな事が起きるというドラマです。

連続ドラマとして24話を2シーズンにわたって放送されたのち、あまりの人気で数年サイクルで8回のスペシャルドラマとして2002年(北の国から2002遺言)まで放送されました。

私はもちろん連続ドラマから、スペシャルまですべてリアルタイムで見ましたし、再度ビデオを借りて3週見直したくらい好きなドラマです。

 

亡くなった田中邦衛さんは私の中で黒板五郎なのですが、少しだけ壮絶な人生を送るお話です。特別な事ではなく21年にわたる黒板五郎とその家族、周りの知人ののライフドキュメンタリーの様な気がします。

なのだろうが、いつの間にか、決して身近な話でもないのだが、遠い北海道の麓郷で暮らす親戚の話のように感じていたような気がします。

ドラマを見ながら、いつかおじさんのうちに遊びに行ってみたい、久しぶりに純や蛍にも会ってみたい。そんな気持ちで見ていたのかと今になって思います。

 

少しショックでした。亡くなったという報道で驚き、しばらく忘れていた北の国からですが、翌日にテレビで追憶放送を見てしまい、恥ずかしながら号泣していた私でした。(北の国から‘87年初恋)ただ何となく遠い親戚のおじさんが亡くなったようなそんな気持ちでいたのかも知れません。

 

少し落ち着いたら、また全話見てみようと思います。

懐かしさと追憶を兼ねて。黒板五郎(田中邦衛)様のご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

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57歳マインドチェンジ フィンランドの概念 SISU その2

カトヤ・パンツァル著/柳澤はるか 訳

「SISUシス]とは-勇気、忍耐、シンプル、自然体

 

⑤ネイチャーセラピー

⑥北欧の食事法

フィンランド流の子育て

⑧自転車と幸せの方程式

⑨「体を動かす」が薬の変わり

⑩北欧のミニマリズム

 

⑤ネイチャーセラピー

ネイチャーシスと呼ぶ自然が人に及ばす大きな力は、精神的に穏やかで強い気持ちを宿す。フィンランドの北部にはほとんど手の施されていない自然の領域ラップランドという地域があり、そこでは数々のサマーキャンプアクティビティーが行われています。

大自然に触れることにより、「ネイチャーシス」が生まれて、肉体的、精神的に滋養が満ちてくる。

フィンランドでは都会でも自然に触れられる場所は数多くあり、ウォーキングやジョギングなどスマホを持たず自然と触れ合えば、おのずとデジタルデトックスが出来て、心の充実感が得られる。ファインランドに限らず誰でもどこでも自然に触れ合う事で心身ともに健やかに生きられる事が出来る。

 

⑥北欧の食事法

健康的な食べ物はうつ病のリスクをも軽減できる。食べ方はシンプルでベリーや、地物の野菜、脂肪分の多い魚をよく食べます。パンはライ麦パン、飽和脂肪酸の少ないオイルをシンプルに食べる北欧式の食事法は、身体によいとされる現在の最高の食事法として本やネットで紹介されているそのものです。地中海料理と並び、北欧風の食事方法はそれだけで健康になれる優れた食材と、食事方なのです。

フィンランドのその他の特徴としては、水がおいしいという事。水道水が美味しく世界でも最もクリーンだという事。また、森に有るキノコ類を多く食べる習慣があり、不足がちなビタミンDの接種が出来ることも特徴です。

ベリーやキノコ類は出来るだけ森で採取し、果実や野菜などを家庭菜園で育てクリーンな水を飲みシンプルな味付けで食事をする。こうしたことが健康の秘訣であり最大の病気を防ぐ簡単な方法です。

 

フィンランド流の子育て

育児パッケージという国の政策で、子供が生まれると50種類以上に及ぶ子育てに必要な様々な用品やグッズが送られてきます。それは生後数か月に必要なすべてが揃っていて、頑丈なパッケージさえベビーベットとして使用できるものです。世界でも注目する育児パッケージはフィンランドのある意味「シス」の概念によるものなのでしょう。

子供は自然に触れさせ、動物、植物、昆虫などについて森に学ぶ。真冬でも外で遊ぶことが当たり前だという事を小さいころから知る事で、自然に「シス」が芽生えてゆく。それを周りの大人がサポートするというフィンランドの教育の姿勢。

フィンランドの教育システムは高いレベルで行っており、自主性に任せるとともに平等性についても高い評価を受けています。教師のレベルが高く保たれており信頼されている為、教育レベルも保たれている。また、おのずと持っているフィンランド人の「シス」が発動して、あきらめず最後までやり抜く精神が教育を受ける側も高いレベルを持つ現在のフィンランド教育の基本となっている。

 

⑧自転車と幸せの方程式

著者はどんな時でも自転車で行動する。どんなに雪が降る寒い日でも、大雨でも自転車に乗る。もちろん雪が降ればスパイク付きのタイヤに取り換えるし、大雨ではしっかりとしたレインウェアを用意する。どんな日でも自転車で通勤すれば気分が充実するし、身体を動かすことによるウェルビーイング(心身の充実度)が満たされ心身ともに良い状態を保つことが出来る。「シス」が発動する事によって行われる自転車との付き合い。そしてまた「シス」が鍛えられる。

フィンランドに限らずヨーロッパの多くの都市は自転車専用道路がいたるところに整備されています。そのおかげで通勤時間は自転車が一番早く到着できるし、車社会による、燃料、保険、駐車代などの交通問題の改善、また大気汚染、運動不足による健康問題にも解決できる自転車優先社会がいま最も優れている。

夏は軽やかに、冬はしっかりとした防寒具を使えば1年中自転車を楽しめるし、身体にも環境にも良い自転車は幸福度が増幅し満たされる。

 

⑨「体を動かす」が薬の変わり

現代人は病気になると薬を飲めば良くなる。とだれもが思うはず。確かにそうなのだが、そもそも病気になる、精神的に落ち込むと言ったことは、生活習慣ですべて改善できるのです。正しい食事をとり、身体を動かせば病気にもならなくて済むし、心も強くなる。ながら運動として、自転車通勤、雪かき、薪割り、落ち葉拾い、子供と外で遊ぶなど、積極的に体を動かせば、ながら運動となり体力がアップする。アイススイミングなどは「身体運動は良い薬」の良い例です。家のどこかが壊れたら自分で直す「DIYシス」。すぐに業者に頼むのではなく自分で直すことも体を動かす事につながり、日々の生活で面倒がらないで動けばそれが運動となり、健康を維持して病気になりにくい身体と精神が鍛えられる。まさに「シス」の概念です。

 

⑩北欧のミニマリズム

フィンランドのデザインはシンプルでカラフル。カラフルなのは昔からいくつかの古着をつなぎ合わせたラグなどを自分で作る習慣があり、必然的にカラフルになってしまう実用的なアプローチ。

フィンランドでは派手に物を買いまくる行為や所有物をひけらかす態度は、むしろ冷たくあしらわれます。そういった考えのもとに生まれるミニマリズムはそぎ落とされた美的スタイルと言える深い意味を持つ。

年に2回の「クリーニングデイ」は公園などで誰もが無料で出品できるリサイクル市。

年に2回いらないものを中古品で格安に販売し、売る方も買う方もメリットがある優れたシステム。フィンランド人は良いものを長く使う習慣なので、出品商品は物が良く本当は高額なのだが、「クリーニングデイ」のおかげで格安で手に入る。またフリーマーケットやインターネトサイトでも中古品が多く取引されているのもフィンランドの特徴で、取引に際して何らトラブルは起こらないそうです。そうしたものを大事にする習慣も「シス」の精神によるものです。

 

「SISUシス」とは

厳しい気候や、何度かの独立国への達成を経て、培われた精神概念が「シス」なのだが、誰もがもともと持っているものではなく幼いころからフィンランド人の教えや自然がもたらす厳しさ、シンプルな考えなどで少しづつ生まれてゆく「シス」そしてさらに強くあきらめない気持ちにより「シス」は強化されていき、概念としてファインランド人の心や体に息づいていくもの。それが「シス」なのだ。

「シス」はただの概念では無く、日常にあふれる様々な出来事に発揮する。

面倒なDIYや、薪割り、自転車での通勤、常に体を動かし、冷たい海に飛び込みサウナに入る。もともとの人間が持つ当たり前の習慣にさえ常に「シス」が存在し、鍛え上げられるが、そこには本当の意味での幸せのメッソドが有るのではないだろうか。

 

 

まとめ

私は57歳になり、昨年からの大変な時期に直面し、マインドチェンジを試みております。まだ未完成ですが少しずつの変化も感じております。

コロナ禍で心がへたり、そんな時にサウナに出会い助けてもらいました。

サウナで起こる多好感とは?何かを考えるにあたり、フィンランドの幸福度4年連続1位を達成したことで、サウナと多好感、フィンランドを結びつけました。そんな時に出会ったのが本書です。そして「SISUシス」知り、無性にフィンランド文化に思いをはせる様になりました。もしかしたら私も日本人ではあるが「シス」の概念を少しだけ持っているのではないかと感じております。少し似ているところもあり、我慢強いところやシャイなところなど通ずるところも有るのではないかと思いました。

これから、私も37年続けてきた仕事を変える時期に入りました。少しだけわかった気がする「シス」の精神を発揮して残りの人生をシンプルに楽しく過ごせたら良いな。と思う。幸せのメッソドを教わりました。

 

そして訳者の柳澤はるか様、Twitterのフォローありがとうございました。

涙が出ました。

 

 

フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)

フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)

 

 

 

 

 

マッティは今日も憂鬱

マッティは今日も憂鬱

 

 

 

 

57歳マインドチェンジ フィンランドの概念 SISU その1

フィンランドの幸せメソッド カトヤ・パンツァル著/柳澤はるか 訳

「SISUシス]とは-勇気、忍耐、シンプル、自然体

 

この本の著者は、フィンランド系カナダ人の移民の両親の元で育ち、カナダの大都市バンクーバーで編集の仕事でキャリアアップしキラキラと大都会の生活をしていた彼女は、20代半ばからうつ病の診断が下されました。80年代90年代の消費文化の時代にのバンクバーで都会的生活を営むうちにうつ病になり、両親の故郷であるフィンランドに度々訪れる事から、フィンランド流の生活になじむようになり、いつしかフィンランドの住民となってうつ病から立ち直るすべが書かれています。そしてSISUという概念にたどり着きフィンランドの幸せのメソッドを追及し幸福を手に入れたお話です。

 

冒頭に、フィンランド最大の都市ヘルシンキの11月の冬。

バスローブを羽織った3人の青年がヘルシンキの通りをかけていきます。

サウナ後にサンダル履きで桟橋に向かい海に泳ごうとしているシーンから始まります。

 

このシーンから想像するに、他の民族では中々考えられないシーンです。

非常に興味深い思いで、読み進めることになりました。

 

その1

①北欧へ「シス」に出会う

②「シス」探して

③冷水治療

④サウナの極意

 

①北欧のライフスタイルにとってシスを理解するにはそれなりの時間がかかる。

仕事の途中で自然公園でチームミーティングをしたり、自転車で仕事の現場に向かうフィンランド人。仕事が終わると軽く体を動かし自転車で帰ってゆく。

サウナ以外でもフィンランド人はアイススイミングをこよなく愛す。

極北の地で、冷たい海や湖に潜るアイススイミングはいたるところにクラブがあり、そもそも健康法として成り立っています。免疫力の向上や疲労回復、ストレス解消など様々な効能が示されています。

「シス」とはこういった、フィンランドの概念として古くから、困難に直面してもくじけない「強い心」、逆境から立ち直る姿勢「レジリエンス」などと意味します。

この特別な精神力、概念が「シス」。

 

②シスを追求するためにフィンランドの「シス」の研究者エミリア・ラハティーに出会う。

ラハティーは「シス」とは自分が試される状況に身を置くことの大切さを語り、困難な状況の中で「自分には何が出来るか?」と問いかけることが大切と教える。

「シス」は増やせるのか?

ラハティーによると、明確な答えはないものの「YES」と答える。

たくましく健康な肉体と精神があれば「YES」なのだ。何度でも立ち上がる精神、困難に立ち向かう勇敢な姿勢「アクションマインドセット」を持てば数々の試練を果敢にチャンスへと変えていく、一つの生き方。

「シスの起源は1500年代にさかのぼります。当時は人の持つ性格や生まれ持った資質を表す場合と何かの内部、内側という意味の両方の用例があります。

1745年出版の辞書には「sisucunda]は強い感情が感じられる人体内の場所と記されています。

 

③アイススイミングの効果は平均気温4度の冬の海や湖に30秒から1分ほど浸かると、体内にホルモンストーム現象が起こり数々の幸せホルモンが大量に分泌される。

幸せホルモンとは、エンドルフィン、セロトニンドーパミンオキシトシンなどがある。この幸せホルモンの分泌や寒さへの耐性アップにより、ストレスの緩和、免疫力の向上、からだの痛み(炎症)が和らぐ、疲労回復の早さなど様々な効果がある。

自宅で出来るアイススイミングは、冷たいシャワーを浴びる事で、アイススイミングと同じような効果が得られます。最初は少しずつでも毎日繰り返すことによりだんだん体制がアップしていきます。30秒から1分のシャワーが出来る様になったら少しずつ長く浴びるようにします。それでも2-3分で十分です。その後、暖かいシャワーを浴びればエネルギーがみなぎってきます。出勤前にさっぱりするのも良いし、眠る少し前に浴びるのも良いでしょう。

 

④言うまでもないサウナはフィンランドの伝統

フィンランドのことわざに「女性が最も美しいのはサウナを出た後。。。」サウナ後の赤く健康的に染まった頬の輝きは女性を魅力的にするに違いない。

人口550万人に対して、サウナ施設は330万件も存在すると言われています。スイミングクラブやコテージ、街のあらゆるところにもあるサウナ。フィンランドでは男女とも裸で入る事も珍しくなく、集団で男女がサウナに入る習慣さえあるのだが、誰もその姿に気にする人は居ません。裸の付き合いそれも「サウナシス」の一環かも知れない。

文献では10000年前にサウナの原型があったとされています、伝統的な薪ストーブサウナは家を建てる時、家より先にサウナを建てるという風習もあるそうです。

多くのフィンランド人の理想とすべきサウナは静かな湖畔のコテージと連想する。フィンランド人の習慣は田舎で休暇を過ごすのは今も変わらないのだ。

また都会的サウナのの文化も全国的に広まっており冬の3月に「サウナデイ]というイベントが各サウナ施設で行われており、若者が中心でサウナを楽しむイベントも存在する。ヘルシンキでは有名な最新サウナ「アラックス・シープール」「ロウリュ」。

「ロウリュ」は木造建築の傑作として賞にも輝いています。そのほか、「コティハルユン・サウナ」は1920年から営業している伝統的サウナなどがり、サウナ後に海に泳げるようにハシゴがあったり、外気浴でビールを飲んで語り合うのがフィンランド人の最高のサウナ文化は健康的で、時には冷たい海に入る「シス」を体験できる。

そして人生に欠かせないものがサウナなのです。

 

続く・・・

 

 

フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)

フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)

 

 

 

サウナ大国フィンランド フィンランドに学ぶ新しい生き方

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」堀内都喜子著

世界幸福度4年連続1位(国連)

 

なぜ、フィンランドが世界幸福度1位なのか?

フィンランド人でも「なんでかなぁ・・・」と言うらしいが。

 

「心地よい働き方」

国土は日本の約9割、森林の割合は日本とほぼ同じで自然にあふれる国。人口は約550万人。

これは日本の北海道と同じほどの人口となる。

お分かりの様にあふれた国土に人口密度が少なく自然があふれているという事になります。

 

フィンランド人はほとんど残業をしないし、仕事が終わって日本の様に飲みに行くこともほとんどない。仕事が終わったら、家事や趣味、家庭で過ごす時間を大切にして、毎日を過ごす。

冬はマイナス15度と厳しい季節が長いが、夏になると25度以上の日も多く過ごしやすい季節も有る。そのバカンス時期はほとんどの人が長い休暇を過ごす、4週間の休暇はざらで、有給など使って6週間の長い休みを取ることも珍しくない。

豊富な自然の中で、コテージで過ごしたり、ヨーロッパの国々を旅行するなど人ぞれぞれだが、休暇中は仕事のメールも見ない人が多いらしい。緊急の時以外は仕事から解放することが当たり前で、しっかり休暇を取り休み明けからしっかりと仕事をする習慣らしい。それは経営側も同じ考えだ。

 

ウェルビーイング

 

フィンランドの仕事のキーワードとしてウェルビーイングという言葉がある。

身体的、精神的、社会的に良好な状態を意味する。

心身共に健やかな状態。

学校や、仕事場などでも人間関係を良好に保ち、ストレスを軽減して無駄を省き、長時間労働は避け心身ともに良好な状態で効率を上げて仕事に生かす。発想力と生産性を充実させるためにもウェルビーイングという考え方がが大前提だという。

社会的にもこの考えが根底にあり、どの会社や社会的にも浸透しているフィンランドの考えはこれからの世の中、仕事、人生への教えだと思う。

「SISU」

 

フィンランド人には「SISU]という考え方がある。

元々フィンランドスウェーデンの統治国家で後にソ連の統治下となり1940年ごろから2回にわたっての独立戦争にて、ロシアの攻撃を退け独立を勝ち取った経緯があり、どんなに苦境になってもあきらめない強い心を持つ国民性として有名だ。

「SISU」とは強い気持ちをもって何事にも負けない意思という意味らしいが、広く広まっているこの考えは、普段の時でも大雪で自転車で通勤する様な事も「SISU]を身近に感じると言った日常の考えでもあるようだ。

この「SISU」の考えは今やヨーロッパ諸国にも広く伝わっている考え方として、今後の社会生活に持ち込もうとしている考えでもあり、フィンランドの国民性を重視している各国は、今後の世の中の変化おいて、重要視される考え方の様です。

 

「SAUNA」

 

人口550万人に対して、サウナの数は330万件ともいわれる、サウナ大国そして発祥の地。いたるところにサウナがある。集合住宅には必ずサウナ施設が共同で併設し。自宅にもサウナのある家は少なくない。公衆サウナは街にも森にもいたるところに存在する。生活に絶対必要なものがフィンランドではサウナという事です。

日本の様に水風呂はないのだが、湖や海に面したサウナでは、十分に蒸した身体を1℃ほどの湖や海に飛び込んで、温冷交代浴を楽しみます。

またサウナだけではなくアイススイミングと呼ばれる余暇もある。

氷に閉ざされた湖に穴をあけてそこに水着で30秒から1分ほど飛び込むといったことも行われていて、仕事が終わった後に飛び込んで、その後サウナに行くと言った風習もあるようです。

まさに「SISU」の考えの元出来るのだろうか。

 

サウナ好きには分かると思いますが、サウナにしてもアイススイミングにしても、やらない人からすると何がそんなに良いものなのか分からない人が多い中で、フィンランド人はほぼすべての人が、この温冷交代浴により、多くの多幸感、幸せホルモンが分泌されるの事を知っているのだ。

そうしたほとんどの人々がサウナを愛している。

 

ワークライフバランス

 

朝は8時くらいから仕事をはじめ、ランチははそこそこに仕事に戻り午後4時には仕事を終える。子供のお迎えに行って家族で過ごし、サウナに入り、夏は長期の休暇を取る。

それでも、勤勉に資格を取り、貪欲に学び、IT技術も取り入れ世界で働くエンジニアも多くスキルを増やしステップアップを目指す。

ヘルシンキは2019年ワークライフバランス欧州1位となる。さらに世界1を目指して政府が後押しして仕事とプライベートをしっかり分けてしっかり働く環境を整える国として、今後の国の更なる発展を目指している

そして、1人あたりのGDPは日本の1.25倍なのだ。

 

「コーヒーとブランパン」

 

フィンランド人はコーヒー好きでパンをよく食べます。

パンなどは日本と違い全紛粒の小麦を使うようだ。野菜はほど近い農園の地物季節野菜を好んで食する。ベリーやキノコの採取も休日の生活の一部。

驚きなのだが、フィンランドではコーヒー休憩は法律で定められている。勤務時間に15分や20分のコーヒー休憩が設けられており、仲間でコーヒーやシナモンケーキなどを食べながらコミュニケーションをとる。少しの時間だが穏やかな時間がそこには有るのが容易に想像がつく。

食事形式も自然と体に良いものを口にしているのだろう。日本の様にコンビニで済ますこともなく、食べ物の内容の良さでもストレスを感じさせない健康的な食事をしている様に思う。

 

「その結果が、世界幸福度4年連続1位となる。」

決して取り組む様に幸福になっている訳ではなく、ごく自然に必要とするの生き方をしているだけなのです。豊富な自然、健康的な食事、自然体で運動し、家族や休暇を重視して、生活をする。それだけなのです。

 

「サンナ・マリン首相」

フィンランドの首相は2019年から務めるサンナ・マリン

弱冠35歳の女性だ。20台で市会議員、市会議員長を務め、30歳で国会に当選。

貧しい家庭で生まれ自分の力でキャリアを重ね首相までのぼりつめた女性だが、それを認めて首相にした国民もまた、性別や年齢を問わず公平に能力評価する国民性が素晴らしい。

 このことだけでも驚くべき、我が自国との違いを感じる。

 

「まとめ」

マインドチェンジにより考え方が変わった事もあり、このフィンランドの考え方に何故か異様に傾倒してしまいます。今後の日本の在り方はこれを目指すべきではないかと。

少なくとも私はこの考え方を自身の生活に少しづつでも取り入れ、幸福度を今よりもっと上げられるようにしたいと思うのです。

 

 

 

57歳 マインドチェンジ 最強の体つくり 酸化と糖化

食事による酸化と糖化とは

酸化と糖化を意識する事で最強の身体を作る

 

①酸化とは

②糖化とは

③慢性炎症

④3っの反応を抑える食事により、感染しない、老けない、病気にならない。

 

①酸化とは

酸素を取り込むと体内で活性酸素に変わり、精神的な部分や大気汚染などの身体に負担や害になるものを攻撃してくれるのですが、刺激を受けすぎるとどんどん増えていきます。

増えすぎると今度は体内の正常な細胞まで攻撃する様になってしまします。

そして、体に各機能が落ちて、劣化する反応を酸化と呼びます。「サビ」とも呼ばれる酸化は感染症ののウイルスや細菌たちが簡単に侵入できてしまう状態になります。

酸化を防ぐためには食事による抗酸化作用と呼ばれる活性酸素を除去する働きのある食べ物を食事によりとる必要がある。

 

②糖化とは

糖質の過剰摂取により体内で大量の糖質が余り、余った糖質はたんぱく質と結びつき糖化が起きて「コゲ」=「AGE」が体内に出来ます、

食生活において食品の中にもともとAGEを多く含む食材があり、それを食べる事で糖化が進みます。糖化が進行すると髪や肌が糖化しくすみ、張りが無くなり、髪は艶を失い老化が進みます。糖化を防ぐには糖質の過剰摂取をやめて、AGEが少ない食べ物、抗糖化作用のある成分を含む食材を選び摂取する必要がある。

 

③慢性炎症

身体にとって良くないものを外部からや、内部から(食べるもの)取り除こうとしておきる症状の事を炎症と呼びますが、慢性炎症の場合は食べ物からの影響が大きく、食べ物を食して体内に悪いものが入り込んで来ると、最初は小さな体の炎症なのだが、何年もかけて広がり体を蝕んで病気になる事を慢性炎症といいます。ひどくなるとガンや心筋梗塞認知症などを引きおこす怖い症状です。

慢性炎症を防ぐには抗炎症作用のある成分を含む食材を選ぶ必要がある。

 

④酸化、糖化、慢性炎症を防ぐ食材、食べ方をすることにより、感染しない、老けない、病気にならない体にするべく、食べ物から摂取して防ぐことが重要であります。またこの酸化、糖化、慢性炎症はやっかいなことに密接につながっており、どれか1つが起こると他の症状も起こってしますという負のスパイラルにになります。

酸化が起こると、ほぼ同時に糖化が始まります。また酸化が起こると慢性炎症を招きます。1つが起こると他の2つも反応し増幅してしまうので、逆に考えれば1つを防げば他の2つの予防にもなるという事になります。

食事の内容と食べ方でで3つの糖化、酸化、慢性炎症を防ぐことが出来るので、自分の食生活を見直してみましょう。

 

酸化を防ぐ食べ物、食べ方

アブラナ科の野菜を取る

アブラナ科の野菜とはブロッコリー、キャベツ、白菜、カブ、大根などが抗酸化物質を多く含む野菜です、特にブロッコリーはスルフォラファンという抗酸化物質が豊富なので特に良い野菜です。更にブロッコリースプラウト(新芽)はスルフォラファンがさらに多く含む最強の抗酸化物質の野菜です。

その他抗酸化作用の多い食べ物

生卵、カキ、青魚、サケ、鳥胸肉、高カカオチョコ、ナッツ、豆類、野菜全般、お酒は赤ワイン(少なめ)

を出来るだけ生で食べる➡蒸す➡ゆでるが良いです、焼く、上げるは酸化しやすくなるので出来るだけ避けるようにしましょう。特に揚げ物は油が酸化しやすい性質なのでなるべく避けるべきです。

 

糖化を防ぐ食べ物、食べ方

糖質は3大栄養素ですが、現代社会においては過剰摂取が大きな問題となっております。安く簡単に食べられますので、どうしても過剰になり糖化が進みAGEができやすくなりますので抗糖化成分を摂取する必要がある。

主食となる糖質は食べ方が重要で、まずは量を減らす、一日一回くらいで丁度良いそうです。食べ方としては、たんぱく質から先に取ると血糖値の上昇が抑えられAGEを防げます。また糖質を取る時は単体で食べるより、良質な脂質やたんぱく質と一緒に取るほうが良いです。パンにはバター(マーガリンはNG)、米には納豆、うどんには肉などの様に血糖値の上がりにくい食べ方が重要です。

その他高糖化作用の多い食べ物

緑茶(カテキン)、豆乳、1日3Lの水、豚肉(ひれ)、ゴマ、大豆、マグロ、カツオ、サンマ、モロヘイヤ、赤パプリカなどが抗糖化作用抜群のビタミンB1、B6が豊富な食べ物です。

また、シナモン、ハーブ、などのスパイス系も糖化を防ぐものとして積極的に使用しましょう。

その他糖化防ぐには食後の運動も欠かせないので、食後にウォーキングやスクワットなども血糖値が上がりにくくなるので取り入れましょう。

 

慢性炎症を防ぐ食べ物、食べ方

午前中のコーヒーは抗炎症作用が多く含みむポリフェノールが豊富なので1日3~4杯飲むようにしましょう。ただし、入れたてのコーヒーが良いです。コーヒーは酸化しやすいので出来るだけ入れたてのコーヒーにする事、インスタントや甘い缶コーヒーなどはAGEが多く含まれ、糖質も多いので避けましょう。

青魚はやはり最強の慢性炎症の防ぐ食材なので出来るだけ生で取るか、缶詰などで取るのが有効です。

 

その他抗慢性作用の食べ物

みかんのすじ、しょうが、カレー(スパイス)、キノコ類、などが炎症を防ぐ効果があり、病気のリスクが減りますので積極的に取るようにしましょう。

 

まとめ

感染症を防ぐ」、「老けない身体」、「病気にならない」、は食材を吟味して調理方法に気を使い食事をする事で、強い身体つくりには非常に重要は要素となる。

糖質の取りすぎに気を使い、軽い運動を常に行う事も重要です。

身体を「サビ」ない「コゲ」ない「病気を防ぐ」の3つの食事方法を意識して食生活を見直しましょう。

 

 

 

 

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