SLOWNINのブログ

57歳でマインドチェンジ!サウナからの健康志向へ実践中

サウナ大国フィンランド フィンランドに学ぶ新しい生き方

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」堀内都喜子著

世界幸福度4年連続1位(国連)

 

なぜ、フィンランドが世界幸福度1位なのか?

フィンランド人でも「なんでかなぁ・・・」と言うらしいが。

 

「心地よい働き方」

国土は日本の約9割、森林の割合は日本とほぼ同じで自然にあふれる国。人口は約550万人。

これは日本の北海道と同じほどの人口となる。

お分かりの様にあふれた国土に人口密度が少なく自然があふれているという事になります。

 

フィンランド人はほとんど残業をしないし、仕事が終わって日本の様に飲みに行くこともほとんどない。仕事が終わったら、家事や趣味、家庭で過ごす時間を大切にして、毎日を過ごす。

冬はマイナス15度と厳しい季節が長いが、夏になると25度以上の日も多く過ごしやすい季節も有る。そのバカンス時期はほとんどの人が長い休暇を過ごす、4週間の休暇はざらで、有給など使って6週間の長い休みを取ることも珍しくない。

豊富な自然の中で、コテージで過ごしたり、ヨーロッパの国々を旅行するなど人ぞれぞれだが、休暇中は仕事のメールも見ない人が多いらしい。緊急の時以外は仕事から解放することが当たり前で、しっかり休暇を取り休み明けからしっかりと仕事をする習慣らしい。それは経営側も同じ考えだ。

 

ウェルビーイング

 

フィンランドの仕事のキーワードとしてウェルビーイングという言葉がある。

身体的、精神的、社会的に良好な状態を意味する。

心身共に健やかな状態。

学校や、仕事場などでも人間関係を良好に保ち、ストレスを軽減して無駄を省き、長時間労働は避け心身ともに良好な状態で効率を上げて仕事に生かす。発想力と生産性を充実させるためにもウェルビーイングという考え方がが大前提だという。

社会的にもこの考えが根底にあり、どの会社や社会的にも浸透しているフィンランドの考えはこれからの世の中、仕事、人生への教えだと思う。

「SISU」

 

フィンランド人には「SISU]という考え方がある。

元々フィンランドスウェーデンの統治国家で後にソ連の統治下となり1940年ごろから2回にわたっての独立戦争にて、ロシアの攻撃を退け独立を勝ち取った経緯があり、どんなに苦境になってもあきらめない強い心を持つ国民性として有名だ。

「SISU」とは強い気持ちをもって何事にも負けない意思という意味らしいが、広く広まっているこの考えは、普段の時でも大雪で自転車で通勤する様な事も「SISU]を身近に感じると言った日常の考えでもあるようだ。

この「SISU」の考えは今やヨーロッパ諸国にも広く伝わっている考え方として、今後の社会生活に持ち込もうとしている考えでもあり、フィンランドの国民性を重視している各国は、今後の世の中の変化おいて、重要視される考え方の様です。

 

「SAUNA」

 

人口550万人に対して、サウナの数は330万件ともいわれる、サウナ大国そして発祥の地。いたるところにサウナがある。集合住宅には必ずサウナ施設が共同で併設し。自宅にもサウナのある家は少なくない。公衆サウナは街にも森にもいたるところに存在する。生活に絶対必要なものがフィンランドではサウナという事です。

日本の様に水風呂はないのだが、湖や海に面したサウナでは、十分に蒸した身体を1℃ほどの湖や海に飛び込んで、温冷交代浴を楽しみます。

またサウナだけではなくアイススイミングと呼ばれる余暇もある。

氷に閉ざされた湖に穴をあけてそこに水着で30秒から1分ほど飛び込むといったことも行われていて、仕事が終わった後に飛び込んで、その後サウナに行くと言った風習もあるようです。

まさに「SISU」の考えの元出来るのだろうか。

 

サウナ好きには分かると思いますが、サウナにしてもアイススイミングにしても、やらない人からすると何がそんなに良いものなのか分からない人が多い中で、フィンランド人はほぼすべての人が、この温冷交代浴により、多くの多幸感、幸せホルモンが分泌されるの事を知っているのだ。

そうしたほとんどの人々がサウナを愛している。

 

ワークライフバランス

 

朝は8時くらいから仕事をはじめ、ランチははそこそこに仕事に戻り午後4時には仕事を終える。子供のお迎えに行って家族で過ごし、サウナに入り、夏は長期の休暇を取る。

それでも、勤勉に資格を取り、貪欲に学び、IT技術も取り入れ世界で働くエンジニアも多くスキルを増やしステップアップを目指す。

ヘルシンキは2019年ワークライフバランス欧州1位となる。さらに世界1を目指して政府が後押しして仕事とプライベートをしっかり分けてしっかり働く環境を整える国として、今後の国の更なる発展を目指している

そして、1人あたりのGDPは日本の1.25倍なのだ。

 

「コーヒーとブランパン」

 

フィンランド人はコーヒー好きでパンをよく食べます。

パンなどは日本と違い全紛粒の小麦を使うようだ。野菜はほど近い農園の地物季節野菜を好んで食する。ベリーやキノコの採取も休日の生活の一部。

驚きなのだが、フィンランドではコーヒー休憩は法律で定められている。勤務時間に15分や20分のコーヒー休憩が設けられており、仲間でコーヒーやシナモンケーキなどを食べながらコミュニケーションをとる。少しの時間だが穏やかな時間がそこには有るのが容易に想像がつく。

食事形式も自然と体に良いものを口にしているのだろう。日本の様にコンビニで済ますこともなく、食べ物の内容の良さでもストレスを感じさせない健康的な食事をしている様に思う。

 

「その結果が、世界幸福度4年連続1位となる。」

決して取り組む様に幸福になっている訳ではなく、ごく自然に必要とするの生き方をしているだけなのです。豊富な自然、健康的な食事、自然体で運動し、家族や休暇を重視して、生活をする。それだけなのです。

 

「サンナ・マリン首相」

フィンランドの首相は2019年から務めるサンナ・マリン

弱冠35歳の女性だ。20台で市会議員、市会議員長を務め、30歳で国会に当選。

貧しい家庭で生まれ自分の力でキャリアを重ね首相までのぼりつめた女性だが、それを認めて首相にした国民もまた、性別や年齢を問わず公平に能力評価する国民性が素晴らしい。

 このことだけでも驚くべき、我が自国との違いを感じる。

 

「まとめ」

マインドチェンジにより考え方が変わった事もあり、このフィンランドの考え方に何故か異様に傾倒してしまいます。今後の日本の在り方はこれを目指すべきではないかと。

少なくとも私はこの考え方を自身の生活に少しづつでも取り入れ、幸福度を今よりもっと上げられるようにしたいと思うのです。