黒板五郎が亡くなった
北の国から 黒板五郎
まるで親戚のおじさんがが亡くなったの様な気持ち
私が18歳の頃の1981年にドラマ北の国からは始まった。
時は高度成長期からバブルに移り始める日本、私の家も毎日非常に忙しかったその頃、そんな時代とは真逆な内容でこのドラマは始まりました。
黒板五郎は若き日に東京で働いていて、東京で結婚し純と蛍が生まれるのだが、ある出来事により離婚をすることとなり、故郷の北海道富良野麓郷に子供二人を連れて、電機もない水道もない小屋で暮らすことに。
それがこのドラマの始まりだった。
夏の北海道で二人の子供は東京から電気もない、水道もない小屋で暮らすことになるが、若き日の黒板五郎は非常にアクティブで山からの湧水を小屋にまで引き水道を作ったり、水力発電で電気を通したりしながら暮らし、いろんな事が起きるというドラマです。
連続ドラマとして24話を2シーズンにわたって放送されたのち、あまりの人気で数年サイクルで8回のスペシャルドラマとして2002年(北の国から2002遺言)まで放送されました。
私はもちろん連続ドラマから、スペシャルまですべてリアルタイムで見ましたし、再度ビデオを借りて3週見直したくらい好きなドラマです。
亡くなった田中邦衛さんは私の中で黒板五郎なのですが、少しだけ壮絶な人生を送るお話です。特別な事ではなく21年にわたる黒板五郎とその家族、周りの知人ののライフドキュメンタリーの様な気がします。
なのだろうが、いつの間にか、決して身近な話でもないのだが、遠い北海道の麓郷で暮らす親戚の話のように感じていたような気がします。
ドラマを見ながら、いつかおじさんのうちに遊びに行ってみたい、久しぶりに純や蛍にも会ってみたい。そんな気持ちで見ていたのかと今になって思います。
少しショックでした。亡くなったという報道で驚き、しばらく忘れていた北の国からですが、翌日にテレビで追憶放送を見てしまい、恥ずかしながら号泣していた私でした。(北の国から‘87年初恋)ただ何となく遠い親戚のおじさんが亡くなったようなそんな気持ちでいたのかも知れません。
少し落ち着いたら、また全話見てみようと思います。
懐かしさと追憶を兼ねて。黒板五郎(田中邦衛)様のご冥福をお祈りいたします。