SLOWNINのブログ

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【SLOWNINのGOLF徒然】ギャップウェッジの活用法

クラブセッティングで必須のギャップウェッジを解説、過去からひも解く!

 

その昔アイアンのクラブセッティングにギャップウェッジなるものは存在していませんでした。

なぜ最近このギャップウェッジが注目され、今ではプロゴルファーや上級者にもセッティングに必須となったギャップウェッジは今なぜ使用され、なぜ必要になったのか?

 

  • 概要

  • 昔のアイアンのロフトピッチ

  • SWの単品開発

  • 昔のSWの仕様

  • アイアンセットの本数変化とAWの誕生

  • 100y以内はPWからAWへ

  • ロングアイアンの衰退

  • UTの出現によるセット本数の減少

  • セットアイアンのPWのハイロフト化

  • まとめ GWのセッティング方法

 

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58度 53度 49度

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58度 53度 49度(ロフト調整)


 

1、GWの必要性

昨今のアイアンセットのハイロフト化による飛距離アップが強化されセットで買うPWまでもがハイロフトが進んでしまたったからです。

その為にPW以下の番手の自由度が増し様々なロフトのウェッジを選べる事になるのだが、SWのロフトが56度か58度更に60度とロフト変化はあまりないので、AWとPWの間のロフトピッチが広くなりすぎてしまったのを埋めるためにGWが必要とされる。

 

2、昔のアイアンロフトピッチ

元々かなり昔のアイアンセットの番手は、3IからSWまでの9本セットが基本でした。

同メーカーでSWまでセッティングされているのでロフトによるギャップは存在してなかったので大概は、4度刻みのロフトピッチになりシャフトは0.25インチ刻みの長さで揃っておりました。そのころのアイアンロフトは3Iで21度 PWは50度だったのです。

単純なセッティングなので、ロフトギャップなる言葉事態も存在しなかったわけです。

 

3.SWの単品開発

その後、SWの単品化が始まります。

サンドセーブに最適なSWが開発され、バンカーでの出しやすいヘッド形状の単品ウェッジが発売されていきます。有名なものはPINGのEYE2やリンクスのマスターモデル、ウイルソンのダイナパワーウェッジなどが人気でプロゴルファーもいち早く採用してました。USツアーで活躍していた頃の青木功プロもリンクスマスターモデルを使ってましたね。

 

4、昔のSWの仕様

元々のセットに入るSWは他の番手の形状を元にしているので、ソールも薄く、バンスも少なく現在のAWの様な形状でした。バンカーに入るとサンドセーブにはかなりのテクニックが必要となります。クラブの性能でバンカーから脱出するわけではなく、技術で出しなさい!と言えた時代だったのです。

単品SWの特徴はその反面、バンカー専用のクラブとして開発されているので、ソールが広くバンスが効いて、特にグースネックのものが多くフェイスをあまり開かなくても使いやすいヘッド形状をしておりサンドセーブには欠かせないクラブとなっていました。

 

5、アイアンセットの本数変化とAWの誕生

9本セットの時代から単品SWが主流になるころには、セットでのアイアンはSW無しの3IからPWの8本セットに移行していきました。アイアンの性能が少しずつ上がるたびにPWのロフトは48度まで上がります。この時期はSWの基本のロフトは当時56度でほぼ固定でしたので、そのころからはすでにSWとPWに8度のギャップが生まれておりました。これを埋めるべきウェッジが登場することは言うまでもありません。そうですAWです。

そもそもAWと言うネーミングは最初では無く、PSと呼んでおりました。ピッチングサンドということですね。

ブリジストンジャンボ尾崎との開発でPWとSWの間を埋めるべく約52度のウェッジを完成しました。

それが最初のGW(当時はGWと呼ばれてはいませんが)とも呼べるウェッジが

JUMBO MTNⅡ/PSだったのです。

今では52度前後のウェッジは当たり前になっておりますが、当時は画期的なウェポンとしてすぐに様々なゴルファーに浸透していきました。この頃になると3本ウェッジが主流になり、当時としては必須アイテムのAWを入れるセッティングになって行くのですが、それでも既に20年以上も前のこととなります。

 

6、100y以内はPWからAWへ

このAWのウェッジの特徴と言えば、結果として一般ゴルファーでもちょうど100yを打つのに最適なクラブになっているので、100y以内のアプローチに頻繁に登場する事になるわけです。使用頻度はラウンド中1番頻度が高くなり、クラブとして必須クラブと言えるまで重要な存在になっていきます。

使用頻度が多くなるので、練習量も多くなる。

今でも得意クラブのランキング上位に入るのが52度(AW)が多いですよね。

 

7、ロングアイアンの衰退

それはロングアイアンがヒット率の低いクラブだったからです。

当時3Iは非常に難しいクラブで芯の狭いアイアンヘッドに長めのシャフト、更にスチールシャフトですから総重量が重いのも相まってなかなかナイスショットは生まれるクラブではなかったのです。200yをヒットするクラブとしては当時3Iに頼るほかなかったので打つことになるのですが、それを思い通りに打てる確率は非常に低かった。

 

 

8、UTの出現によるセット本数の減少

その後200yを攻めるため7Wが生まれ更にはUTという魔法のロングショット用クラブの登場によりアイアンセットは3Iが抜かれ、4Iさえも抜かれていく事になります。

現在主流のアイアンセットは6本セットで、番手は5I~PWとなっております。又アイアン性能の向上で楽に飛ばせるというコンセプトのアイアンが人気になっており、ヘッド性能のテクノロジーアップと共に優しく飛んでくれるアイアンに変化して、いつの間にかどんどんハイロフト化が進んできました。

また魔法のクラブ、UTの台頭により3U/4U/5Uをセッティングに入れることも多くなり、アイアンの本数は更に少なくなっている傾向です。その為長いクラブはロフトやヘッド形状さらにはシャフトの軽量化によって選択肢の幅が増えて、打ちやすい簡単なものが揃えやすくなっていきます。

長いクラブに本数をかけるセッティングになっていくので、短いクラブが追い付かず、PWのロフトがハイロフト化に連れられて、45度以上ののハイロフト化が生じてしまうのです。アイアンのセット本数の減少により、ロフトピッチも大きくなってしますのは今の傾向として当たり前の結果なのです。

 

9、セットアイアンのPWのハイロフト化

そして現在の様にアイアンセットのロフトのストロング化はさらに進化して行きます

セットアイアンの43度や42度のPWも珍しくない今では、ギャップウェッジを入れなければセッティングの流れがおかしくなってしますという現象となっていきます。

現在、プロや上級者のウェッジのロフトピッチは、PW45度/ギャップウェッジ(GW)49度/AW53度/SW58度ないしは60度が主流(前後1度程度の差異有)になってきましたので、一般ゴルファーはセットアイアンを買うとPWが43度前後のロフトにだとすると、GWは48度か47度あたりのウェッジを入れるとロフトピッチが良くなると思います。

 

10、まとめ GWのセッティング方法

自身のアイアンセットののPWのロフトをメーカーサイドのHPなどで確認できるので、お使いのAWとの差を埋めるべき最適なロフトのGWを探してみましょう。

今はロフト種類も各メーカーから数多くありますので選びやすくなっています。自身最適なロフトのGWに出会えることも難しくない思います。

また、自身が100y以内を何で打つか?またはどのクラブを使用するかを確認してPWとAWの隙間を埋めて最適なロフトの4本ウェッジセッティングににしてGW忍ばせばスコアアップにつながるのではないでしょ